お布施について
当院ではお布施に決まった金額を設けておりません。
ご供養(法要)料は「お布施(おふせ)」と申します。
皆さまご自身が、仏さまと亡き方に「自分に何ができるだろう…」と、心から向かい合い、出来る範囲の喜捨をなさってください。無理のない範囲で「最善を尽くすことができた」と思える程度とお考えいただき、「高くて苦しい」、「安くついた」という心が起こらない様になさってください。
ご来院の皆さまは、1万円〜5万円の間でお納めの方が多くおいでです。
また、経済的に苦しくお布施が出来ないという方で、5千円〜お勤めしたこともございます。当院ではすべての方を隔てなく心を込めてご法要申し上げ、その後は永代に渡りおまもりして参りますのでご安心ください。
皆さまとご縁を結ばせていただくことができれば幸いです。
※あなたのお気持ちを、そのままに受けとめたいと願っております。どうぞ御安心ください。
お布施の考え方
お布施は、金銭を価値観とした料金や定価ではなく、あなたのお気持ちを主軸としてお考えいただくものです。
仏教では三輪清浄の布施行といって、施す人と施される人、施し物の三つがともに清浄でなければならないとされています。
つまり、執着を持ったり、見返りを期待する心根で為されてはお布施にはならないのです。
今は亡き大切な方のご縁や、あなた自身の存在を通して、あなたを生かす大きないのちの働き(み仏)に出遇わせていだき、いかされて生きる、わが身の喜びと感謝の気持ちを、み仏に捧げる行いがお布施です。
普段のご仏事においては、僧侶の法施(読経や法話を通して、み仏の教えをお取次ぎするお布施)と、皆さま方の財施(お金などの財物を仏法さまの爲に施すお布施)の交わりが行われます。